古い家には必ずある大きな押入れ。
その収納力は圧倒的ですが、奥行きのある構造がどうしても使いにくい!
奥にあるものはほとんど取り出さなくなっていませんか?
あまり使われない押入れは思い切って見せる収納にするのがおすすめです。
押入れの扉を撤去して見せる収納化すると、部屋がすごく広くなったように感じられると思います。
今回のセルフリノベでは押入れを「見せる収納」ウォークインクローゼットに改造していきたいと思います。
まず手始めに押入れの中段を撤去します。
※マンションなどの賃貸の場合は原状回復義務があるので撤去は×。
DIY可能物件でやってみたい場合は前もって大家さんや管理会社にどこまで改造して良いか、押入れを撤去しても大丈夫か確認してからGO!
左から
・バール
・ハンマー
電動ドリル&インパクトドライバーは一応準備しましたが、押入れはほぼ釘を使って作られていることが多いので今回は使用していません。バールとハンマーのみで簡単に中段を取り外すことができます。
押入れのビフォー
元々押入れの襖はシンプルな白で汚れもなく使用するのに問題ないですが、今回は取り外します。
ウォークインクローゼット化した後は使用しないので、これを素材として何かDIYしても良いですね。
右の壁、雑巾ずりを取り外す(壁が破損!)
まずは雑巾摺り(ぞうきんずり)と呼ばれる部分を取り外していきます。
中段の板と雑巾ずりの間にバールを差し込み、押し上げるような感じです。
差し込みにくいので、ハンマーなどで叩いて無理やり入れ込みます。
差し込むことができたら、上に押し上げるように端から少しずつこじって浮かせていきます。
コンパネを貼った上から作られている押入れなら雑巾ずりはパコッと綺麗に取り外せますが、この押入れはこの右側1面だけ雑巾ずりの上に石膏がかぶさる作りだったので簡単に外れず、無理やり引き剥がそうとするとゴリゴリゴリっと大きな音をたてて一緒に壁が剥がれてきます。
これは仕方ありません。
石膏壁は多少剥がれてしまいますが、あとでコンパネを貼ったりパテで修復すれば良いのでそのまま力を込めて剥がしていきます。
取り外せました。
下のコンクリートが見えてしまっているので、ここは後から有孔ボードを上から貼って壁収納にしてしまいましょう。
奥と左側の壁、雑巾ずりを取り外す
押入れの奥側と左側の壁はコンパネが貼られていたので、同じ手順でどこも傷つけることなく簡単に取り外すことができました。所々釘で固定されているので、怪我をしないように十分注意して作業してください。
中段のコンパネを剥がす
出展:山の古別荘のDIY記
三辺の雑巾ずりが取り外せたら、中段のコンパネをハンマーなどで下から激しく叩いていきます。
ここは女性だと力を込めてもビクともしないのでこのままで大丈夫なのか不安になると思いますが、何度も叩いているうちに徐々にコンパネがはずれてきますので頑張ってみてください。相当大きな音がしますので早朝や深夜にはやらないほうが良いと思います。
下から叩いているとコンパネを留めている釘の頭がどんどん飛び出てくるので、それを引き抜きながらコンパネを徐々に剥がしていきます。
これは他の物件の写真になりますが、コンパネを剥がすとこんな仕組みになっています。
中桟を外していく
コンパネを剥がすと中桟(なかざん)と呼ばれる骨組みが出てきました。
これは簡単にはめ込まれているくらいで、釘で固定されていても1~2本ほどです。
裏側からハンマーで叩けばすぐに外すことができます。
中桟が全て外れました。
前框を外す
出展:山の古別荘のDIY記
前框(まえかまち)部分は、前から強く叩くと刺さっている釘の頭が裏側に出てきます。
それを釘抜きで抜いて何度か叩くだけで簡単に取り外せます。
残った後框と右側框を外す
後框(うしろかまち)と右側の桟はバールやハンマーを使って力いっぱい剥がしていきます。
前框と違い、隙間に無理やり釘抜きを差し込んで引っ張るしかできないので苦戦する部分です。
壁部分が傷つきやすいのでゆっくり丁寧に外すので思ったよりも時間がかかります。
撤去完了
これで中段を全て撤去することができました。意外と簡単な仕組みなので解体は難しくありません。
必要な道具も少ないので、思い立ったらすぐにできてしまいます。
ここからは壁紙を貼るなり好きな色にペイントするなり自由自在。
どんな風にこのスペースを使っていくか、考えるのは楽しいですね。
次回はこのスペースをお店のようなディスプレイのウォークインクローゼットに作り変えていきたいと思います。
続きはこちら⇩⇩⇩
コメント